禁煙外来はじめました
禁煙外来で禁煙にチャレンジしませんか?
禁煙はすべての治療の基礎となる重要な治療です。手術を受けられる患者さまに禁煙を指導してきた経験を生かして、外科外来にて禁煙指導を行っています。
喫煙者の寿命は、非喫煙者に比べて7年も短い
がんの30%はタバコが原因です。タバコが原因になるがんは、肺がんだけではありません。喉頭がん、口腔がん、食道がん、胃がん、膵臓がん、膀胱がんなどが、たばこが原因で発生します。がんのほかにも、心筋梗塞、脳梗塞、歯周病などはタバコと深い関係があります。喫煙者の寿命は、非喫煙者に比べて7年も短いのです。禁煙は、もっとも確実な“健康法”といえます。
医師がアドバイスする禁煙方法を試してください
やみくもに辛抱するのはつらいものです。禁煙外来では、禁煙のこつをアドバイスします。また、ニコチンの禁断症状をより楽に乗り越えるための禁煙補助薬を処方します。
初診日 : 火曜日 午後1時〜3時(要予約、電話予約可能)
平成19年7月より保険適応となりました。
がんの予防と早期発見 〜がんにならない生活 がんを早くみつけるコツ〜
第3回市民健康セミナー(平成18年4月22日)より

(外科 吉村 淳)
いまや、3人にひとりががんで亡くなる時代といわれています。高齢化にともない、がんにかかる人が増えているのです。がんの原因とは何でしょうか?がんにかかることを避ける方法はないのでしょうか?
がんの原因を遺伝だと考えているひとが多いようです。確かにがんは、“遺伝子”の異常で発生するのですが、それは親から子どもに遺伝するという意味ではありません。
人間ひとりは約60兆個の細胞でなりたっていますが、ひとつひとつの細胞は、古くなると作りなおされています。作り直すときに、“次の細胞はこういう風に作りなさい”という設計図が必要ですが、この設計図にあたるものが“遺伝子”です。この“遺伝子”に傷がつくとおかしな細胞ができてしまいますが、それががん細胞なのです。
“遺伝子”に傷がつく原因の多くは日常生活のなかにあります。そのなかでも特に重要なものは、タバコと食事です。米国の信頼できる研究によると、がんの原因のうち、タバコが30%、食事が30%が占めるとされています。
タバコが原因になって発生する癌は、肺がんだけではありません。口腔がん、喉頭がん、食道がん、膵臓がん、膀胱がん、胃がんなどがタバコと深い関係があることがわかっています。タバコの中に含まれる発がん物質は、肺から吸収されて血液のなかに入り、全身を巡り、最後には尿のなかに排泄されます。膀胱がんとたばこの関係はちょっと意外な感じがしますが、尿をためる場所である膀胱は、たばこから出た発がん物質の強い影響をうけるのです。タバコはがんの他にも、心臓の病気、脳の病気(脳卒中)とも深い関わりがあります。喫煙者の3割がタバコが原因で死亡していると考えられ、喫煙者の平均寿命は非喫煙者に比べて7年も短いことがわかっています。喫煙されている方はまず、“禁煙”ががん予防の第一歩です。喫煙していない方でも周囲で喫煙者がいる場合はその煙の悪影響を受けるので、煙を吸わないようにすること(受動喫煙の防止)が大切です。
食事のなかで特に注目されるのは、塩分と胃がんの関係です。日本の食生活は、みそ汁、塩漬け魚、漬け物など塩分の多い食べ物が多いのが特徴です。それゆえ、日本では欧米に比べて胃がんが多いとされています。塩分は体に必要不可欠で、それ自体が発がん物質という訳ではありませんが、摂取量が多いと、胃を傷つける誘因になります。塩分の摂取は、いつも意識をもって少なめにすることが大切です。
そのほか、がんの予防のためには、アルコール、肉類は控えめにし、野菜・果物を多く食べるのがよいと考えられています。がんを予防する7か条を紹介します。
1 たばこは吸わない
禁煙は、最も確実ながん予防法です。
2 アルコールは控えめに(1日1合までが目安)
3 野菜・くだものを多めにとる
4 塩分は控えめに
5 肉類は控えめに
6 肥満に気をつける
7 適度な運動で気分転換
がんの治療方法は近年目覚ましい進歩をとげていますが、完全に治すために重要なことは、なんと言っても早期発見です。早期発見のためには、検診を受診することです。検診の案内は五條市の広報などにありますので、一度ご覧になって、積極的に利用してください。
もう一つの大切なことは、気になる症状があれば放っておかずに医療機関を受診することです。例えば、咳が出る、便秘・下痢を繰り返す、便に血が混ざる、食欲がない、体重が減ったなどの症状は病気のサインかも知れません。決して恐れることなく、早めに医療機関を受診しましょう。



